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概要

OpenMX Ver. 3.9では密度汎関数理論とKubo-Greenwood公式[98]に基づき、 光学伝導度と誘電関数が計算できます。 ボルン近似の範疇で光学伝導度と誘電関数の複素テンソルが電場への線形応答として計算されます。 これらの複素テンソルは周波数の依存性を持っています。 吸収率、消滅率、透過率、反射率、屈折率はすべて光学伝導度から導かれるため、 これらの物理量もまた同時に計算されます。 本機能はコリニア計算のみに対応しています。 ノンコリニア計算への拡張は近い将来に実装される予定です。 また多階層の並列化が実装されているため、超並列計算機を用いれば 1000原子を含む大規模な系の計算が可能です。