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分離型擬ポテンシャル

BHS法 [5]とTM法 [4]によって作成されるノルム保存型擬ポテンシャルは、 球面調和関数による射影演算子に基づいた半局所形式で与えられます。 分子や固体に対して擬ポテンシャルを適用する際には、計算時間を短縮するため、KleinmanとBylander (KB) [7] もしくはBlöchl [8]によって提案された方法で半局所形式を完全な分離型に書き直します。 完全分離型への変形の際には、分離型の可搬性が問題になりますが、次のキーワードにより分離型の形状を制御することで、 精度の高い分離型擬ポテンシャルが作成可能です。

MBK法では異なる方法で分離型を構築しますが、可搬性の向上のために上記のキーワードを適切に選択することが必要です。



t-ozaki 2014-01-09