OpenMP/MPIハイブリッドバージョンを生成する場合には、「source」ディレクトリの「makefile」ファイル内のCCおよびFCに、OpenMP並列化のコンパイラオプションを追加するだけです。OpenMP/MPIバージョンをインストールするには、「source」ディレクトリに移動し、「makefile」内のCC、FC、LIBを以下の例のように指定します。
iccの場合
CC = mpicc -openmp -O3 -I/usr/local/include
FC = mpif90 -openmp -O3 -I/usr/local/include
LIB = -L/usr/local/lib -lfftw3 -llapack -lblas -lg2c -static
CC = mpicc -mp -O3 -I/usr/local/include
FC = mpif90 -mp -O3 -I/usr/local/include
LIB = -L/usr/local/lib -lfftw3 -llapack -lblas -lg2c -static
% make install
コンパイルが正常に終了すると、「work」ディレクトリに「openmx」実行ファイルが生成されます。
OpenMXの実行効率を上げるために、必要に応じて実行環境に合わせてコンパイラやコンパイラオプションを変更することで、最適化された実行ファイルを生成することができます。