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インストール

aspack2.2.tar.gzをダウンロードし、次のようにして解凍します。

     % tar zxvf adpack2.2.tar.gz
   
解凍が終わると、「adpack2.2」ディレクトリ内に、4つのディレクトリ(「source」、「work」、
「work_FENLDA」、「work_FEMHF」)が生成されます。 「source」はソースファイルを、「work」、「work_FEMLDA」、「work_FEMHF」はそれぞれ、通常計算、FEMLDA計算、FEMHF計算のための 入力ファイルを含んでいます。 次に、「source」ディレクトリ中で、前節2.1で説明したように、「makefile」中のCCとLIBを設定します。 CCとLIBの設定後、次のコマンドでインストールします。
     % make install
   
コンパイルが正常に終了すると、「work」ディレクトリ内に実行形式のファイルが生成されます。 ADPACKを効率よく実行するため、ユーザー各自の計算環境に応じて、適切なコンパイルオプションを設定すれば、 最適化された実行ファイルを生成することができます。 この場合、「source」ディレクトリ内にある「makefile」中のCCで設定して下さい。 CCのデフォルトの設定は次のようになっています。
      CC      = gcc -Dnoomp -std=c99 -O3 -I/usr/local/include -I/home/ozaki/include
ADPACKの動作テストはすべてgnu C コンパイラ (gcc)でコンパイルした実行ファイルを用いて実施されていますので、 数値的安定性を確保するためにgccコンパイラの使用を強く推奨します。 gccコンパイラを使用する際には、上記に示したコンパイルオプションのうち、「-Dnoomp」と「-std=c99」は保持し、 他の部分を適切に変更して下さい。



t-ozaki 2014-01-09