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部分内殻補正

交換相関エネルギーは電子密度の重ね合せに対して線形ではありません。擬ポテンシャル法では価電子の電子密度から交換相関エネルギー を評価するため、内殻電子と価電子の重ね合せから生じる交換相関エネルギーの非線型性が問題となります。 この非線形性を考慮するために、部分内殻補正 [14]が適用可能です。 部分内殻補正に使用される部分内殻電荷は次のキーワードによって生成されます。

分子や固体の計算において、急峻な部分内殻電荷を用いた場合には積分精度の確保が難しく、数値的な不安定性が生じる可能性があります。 数値的な観点からは、ある程度滑かな部分内殻電荷を使用することを推奨します。



t-ozaki 2014-01-09